待ちに待った出発の日!いよいよ入国です。海外旅行によく行く方は慣れていますが、初海外の人にとっては意外とドキドキする入国審査。一体どんなことを聞かれるのか不安になるかもしれません。でも事前に内容を知っていれば大丈夫。怖がることはありません。憧れの海外生活をスムーズにスタートさせましょう。
入国カードの書き方
通常現地到着前に飛行機内で客室乗務員から配られる「入国カード」。日系航空会社などでは日本語のカードがもらえるので慌てることはありませんが、航空会社によっては英語のみの用意しかない場合があります。また飛行機内で睡眠しており受け取りそびれてしまった場合は、飛行機を降りた後入国審査前においてある英語の用紙に記入することになります。
そんな時慌てないように、ここではあえて英語版の入国カードで記入方法の紹介をします。
▼入国カード(表面)
1.姓をパスポートと同じローマ字で記入。
2.名をパスポートと同じローマ字で記入。
3. パスポート番号を記入。
4. 飛行機の便名を記入。航空券に”Flight Number(No.)”として記載があります。
5. 最初に宿泊する場所の住所を記入。例えばホームステイならホームステイ先の家の住所です。
6. 滞在先の州名(短縮版)を記入。例えばシドニーの場合はニューサウスウェールズ州(New South Wales)なので「NSW」です。
7. オーストラリアに向こう1年滞在する予定ですか?
8. 結核にかかっていますか?
9. 犯罪歴がありますか?
10. 以下の質問にYes/Noで答えます。
オーストラリアに以下の物を持ち込もうとしていますか?
- 禁止または規制されている物。医薬品、ステロイド、鉄砲、武器、不法な薬物
- 2250mlを超えるアルコール飲料、25本を超えるタバコまたは25グラム以上のタバコの葉
- 海外、またはオーストラリアの免税店で買った合計900豪ドル以上のもの(お土産も含む)
- 業務/営業目的の物品/見本
- 豪ドルまたは外貨で合計AUD$10,000ドル相当以上
- 肉、家禽(鶏など)、魚介類、卵、乳製品、野菜、果物
- 穀類、種、球根、麦わら、ナッツ、植物、伝統療法の薬、ハーブ、木製品
- 動物、動物製品(装飾品も含む)、ペットフード、ペットの卵、バイオテクノロジー製品、標本、鳥、魚、昆虫、貝、蜂、およびそれらを使用した製品
- 土、または例えばスポーツ/レクリエーション用品、靴などのように土の付着した物品、もしくは淡水域で使用した物品
>10. 過去30日以内に家畜に接したり、農場、荒野地域、淡水の川/湖などに行きましたか?
>11. 過去6日間以内にアフリカ、中南米またはカリブ海地域に行きましたか?
11. 署名
12. 当日の日付を記入
▼入国カード(裏面)
13.オーストラリアにおける連絡先(電話・Eメールまたは住所・州名)
14.緊急時連絡先(家族、友人など)・氏名・Eメール・電話または郵送先住所
15. この航空機または船舶に搭乗した国
16. 職業
17. パスポートに記載されている国籍
18. 生年月日
19. A,B,Cいずれかの該当する項目に×をつけ、質問に答えてください。
20. A:オーストラリアに永住目的
21. B:旅行者または一時入国者
22. C:オーストラリアに帰国する居住者
※ワーホリの方はBを選択し、23に進みます。
23. 旅行の主な目的(1つのみに×)
- 大会/会議
- 商用
- 友人または親類訪問
- 就職
- 教育
- 展示会
- 休暇
- その他
※ワーホリの方は7の休暇を選択します。
入国審査って、何が聞かれるの?
さぁ記入した入国カードをもって入国審査です。審査官にパスポートと入国カードを渡すと、英語でいくつか質問されるので正直に答えてください。きちんとビザが取得できていれば問題はありませんが、念のためビザ申請時に使用した書類や証明書などをプリントして持っておくと安心です。
以下がよく聞かれる代表的な質問と回答例です。
Q 質問: What is the purpose of your stay? (滞在目的は?)
A 回答: Working-holiday. (ワーキングホリデーです)
Q 質問: How long are you going to stay in Australia? (滞在予定期間は?)
A 回答: Twelve months.(12か月です)
Q 質問: Where are you going to stay during your stay?(滞在する場所は?)
A 回答: Home stay in Sydney (シドニーでホームステイをします)
オーストラリアの税関は厳しい!?
オーストラリアは世界の中でも特に検疫に厳しい国として知られており、食べ物やたばこ、アルコール類などの持ち込みに大変厳しいです。万一申告が必要なものを申告しなかったり、持ち込み禁止物を持ち込もうとした場合は多額の罰金が科せられます。
入国する際は、出発前に必ず確認をし、持ち込みが禁止されているものは持って行かないようにしましょう。中には申告すれば持ち込めるもの、申告に関わらず持ち込みが禁止されているものもあるので注意が必要です。
詳しくはオーストラリア大使館のホームページに詳しい記載がありますので以下よりチェックしてください。
▼オーストラリア大使館ホームページ:http://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/quarantine_jp.html